電気機関車EF58にはさまざまな塗装があります。
製造開始登場当時は電気機関車の標準塗装は茶色(ぶどう色)でしたが昭和29年頃から一部車両でさまざまな試験塗装が行なわれました。これは電化が進むにつれて蒸気機関車の煤煙で車体が汚れることが少なくなることからで、のちに「つばめ」「はと」の車両がライトグリーン化されそれまでの地味だった鉄道のイメージアップにも貢献しました。
製造当時の標準色ぶどう色
リニア鉄道館展示のEF58157号機の塗装です。
お召し列車牽引専用機[EF5860 EF5861]
塗装はぶどう色ですが飾り帯など特別装飾が施されています。
試験塗装[EF5831]
電気機関車、試験塗装第一弾の車両
試験塗装[EF584]
フランスの機関車を模したカラーリングを採用
試験塗装[EF5818]
特急「つばめ」「はと」専用色 通称「青大将」
昭和31年東海道線東京-大阪間の全線電化祝賀列車のためサプライズで登場。
現在のカラフルな鉄道車両の先駆となりました。
寝台特急専用色 通称「ブルートレイン色」
昭和33年寝台特急「あさかぜ」が登場。ブルートレインの始まりとなりました。
客車に合わせ機関車も専用色となり「はやぶさ」「さくら」も牽引
新標準色
昭和32年以降製造分より順次この塗装となりました。(お召し専用機を除く)
後に誕生したEF60〜EF66の新型電気機関車も同じ塗装です。